ブラジルワールドカップ、抗議デモの原因

サッカーワールドカップが開催されるブラジルの各地で抗議デモが起こっています。

サッカーが国技のブラジルで、

ワールドカップ開催に反対するデモが拡大している原因はなんでしょうか？

いざ開幕したら、ブラジル人はサッカーを楽しむから大丈夫という考えは楽観的すぎるでしょうか？


いろいろニュース記事を調べてみると、

抗議デモの原因の一端が見えてきました。



※出典：http://www.asahi.com/national/update/0622/NGY201306220003.html


デモの参加者は、

ワールドカップ関連に使われる

巨額の予算をブラジル国民の福祉や教育に回すべきだという主張を唱えています。


ブラジル国内の経済発展とそれにともなう貧富の格差の拡大が背景にあるという意見もあります。


ワールドカップやリオ・デ・ジャネイロオリンピックなど大規模なイベントには巨額な予算が動きます。


社会の不公平感が生まれやすいタイミングでもあるようです。


そういえば、

昨年2013年のコンフェデレーションズカップの時もデモがありました。


日本代表対ブラジル代表の試合前に

サッカー会場の外でプラカードを持った人々による

デモ行進がありました。


あの試合は首都ブラジリアで行なわれましたが、

抗議デモは首都だけでなく、サンパウロやリオ・デ・ジャネイロ、クリチーバなど

ブラジル各地に広がっていました。


そして、ワールドカップイヤーとなった今年も

デモは止まろうとしません。



※出典：http://blogs.yahoo.co.jp/tunku582/34338596.html


抗議デモは抗議だけにとどまらず、一部の人々は暴徒化してしまいます。

うまく収まればいいのですが。


政治の指導力が試されているのかもしれません。


この騒ぎに、Ｗ杯組織委員会の特別アドバイザーを務める

サッカーの王様ペレも開幕前の現状を危惧しているようです。

デモが続くようなら、外国人観光客がキャンセルしてやって来ないだろうと警告。

開幕まで1ヶ月を切った現在でもスタジアム建設が遅れていることなども合わせて、

「これは恥ずべきこと」と言っています。


なんだかんだ言っても、

本番までに完成は間に合うだろうと思いますが、

サッカー好きの一日本人としては、

スタジアムの工事が未だに終わっていないという事実に愕然としてしまいます。

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